特別でないことが、当たり前に繋がる。
最近、本当に寒くなってきましたね。
風邪など、引いていませんか?
私事ですが、11月26日に28回目の誕生日を迎え、ここまで生きてこられたことに感謝しつつ、
来年の行動のイメージを描くのがいつも、この時期です。
僕自身、もちろん、講演の主催者の方の声、お越し頂いた方の声はどんなご意見、ご感想であっても、
真摯に受けとめています。
しかし、誰かからのアドバイスなどは、1度、受け入れますが、その中から、自分の中で、
今後に生かせそうな素材を拾い集め、自分なりに飲み込んで、消化して、初めて、
「自分の言葉」として、皆さんにお伝えすることができます。
例えば、大人は子どもに「夢を持て」と言います。そして、それが美徳のような風潮があります。
だけど、僕は、まずは、大人が夢を語るのが先だと思っています。
いじめも、まずは、大人がいじめを止めるのが先だと思います。
12月2日に夢(ドリーム)プラン・プレゼンテーション2012世界大会の相互支援会に参加してきました。
僕がプレゼンするわけではなく、お世話になっている仙台の伊藤あづささんのパートナーとして、です。
ただ、僕自身、すごい人見知りをするので、端から見たら、無愛想で礼儀知らずの人かもしれません。
でも、無理して、周りに合わせようとすると、自分自身に相当の負荷がかかるのが目に見えているので、
時間が解決してくれるものだと思っています。
もうすぐ、プレゼン本番。直前の伊藤さんのプレゼンを見させて頂きました。
おそらく、制作過程に携わっていれば、色々な苦労と努力を感じながら見ていたのですが、
申し訳ないくらいに、その過程には携わっていません。しかし、だからこそ、真っ白な心で、
見ることができました。
感想として、「ナチュラル」という言葉がしっくりくると思います。
飾りも驕りもなく、ただ、優しくストレートに心の隙間に入り込んできました。
「障害」という言葉がつくと、どうしてもそれだけで、人と人との間に壁ができる。
そして、段階にもよりますが、当事者同士が語り合う場も大事です。ただ、語り合った先に
何があるのか?何ができるのか?を真剣に考えていかなければなりません。
また、とっても大事なことなのですが、伊藤さんのプレゼンの中にもありますし、
福祉の中だと、とっても言いづらい雰囲気があるのですが、「お金の話」はすごく大事な事です。
僕も講演を始めた頃は、お金が全然なくて、とっても苦しかったんです。
やりたいことがやれない、行きたい場所に行けない。
もちろん、お金が全てではないけど、お金がないと生きてはいけない。
毎回、経費削減の為、バス移動をしていた頃には、戻りたくないですからね。
「当たり前」と言われていることが当たり前にできないって、本当につらいです。
僕だったら、やっぱり、好きな服を買って、好きなお酒を飲んで、好きな物を食べたい。それだけでも、
心って、単純に満たされるんです。
伊藤さんは、特別なことは全然言ってはいません。だけど、「障害者だから」と諦めに似た自惚れを逆手にとって、
障害を武器にして、健常者との壁を作ってきたのは、障害者側にも責任はあると思います。
特別でないことが、当たり前に繋がるんです。
僕は伊藤さんの姿が眩しいし、本気で尊敬できる数少ない方の一人です。
一緒に時間を共にさせて頂けるだけで、光栄なことですが、プレゼン本番では相当な緊張もすると思います。
だけど、伊藤さんなら、かならず、やり遂げると思います。だって、想いの深さ、強さはどのプレゼンターより、
一番だと感じているから。
南雲明彦
なぐもさんの後ろに道はできた。
特別かんは皆欲しい。
みんな頑張ってるもの
寒いしんどい時には悔しい。
叱咤激励しながら
あの人も私も。だから(*^^*)笑顔
南雲さん、こんにちは。
いつもブログを拝見しております。
先日、アスペルガーの当事者として地元の新聞に実名・顔写真付で掲載されました。
南雲さんの姿を見ていて、私も…と、ちょっと思い切ってみました。
特別でないことが、当たり前に繋がる。
当たり前という言葉は、とても重いですね。
毎日起こる当たり前を大切にしたいと、改めて考えました。
またお邪魔します!
伊藤あづささんのお考えが理解できるようになってから、南雲さんのお考えの深さを感じました。私自身が相手の意図を汲み取ることが苦手なので南雲さんの相手の考えを理解し関係を持てるところが素敵だと感じました。でも、南雲さんのおっしゃる通り自分は自分。
苦手なところをカミングアウトし、それが得意な人に頼み、その相手の苦手を配慮する。そういった助け合い、甘えて頑張ることを教えていただいてありがとうございました。