神奈川県立発達障害支援センター講演、終了しました。
昨日、神奈川県立発達障害支援センター様主催の公開講座の講師を務めさせて頂きました。
それにしても、昨日は寒く、風が強かったですね。汗
そんな中、沢山の方々にお越し頂き、本当に有り難く思います。
場所は鎌倉にありますレイウェル鎌倉で、今回は、僕の講演の後、
家族の立場、学校の立場からも発表して頂き、最後に僕から
発表を聞いてのまとめという形でした。
質疑応答の時間に「講演内容はどのように原稿等作られているのですか?」
という質問を頂きました。
僕は、基本的に原稿は作りません。これは手を抜いているという意味ではなく、
文字に頼ると、どうしても、文字に気を取られて、肝心のお越し頂いている方達の
雰囲気を察することができず、ぎこちなく独りよがりな講演になりがちですし、
同じ事を言っていても、言葉のニュアンスに微妙な変化をつけることで、
受け取り方が全然違うと思いますので、そのあたりは細心の注意を払います。
ただ、何も考えなしに壇上に立っても、言葉はそれほど出てこないので、
講演前は、徹底的にイメージトレーニングを鏡の前で行います。
後は会場のチェックは入念に行います。照明の明るさやマイクの音量、
演台の大きさ、位置等。講師として当たり前のことですが、これをしないと
落ち着きません。
また、今回は合計3名が壇上に上がりましたので、控え室では各発表者の方との
打ち合わせ、雑談等を大事にしました。どのような思いでこの場に来られ、発表することに
なった経緯等を聞くことで、僕の講演が次の方達をより引き立てることができたら
いいなと思ったからです。
最後のまとめでは、「子ども達が大人に相談してくる前に、困っているであろう子には
大人から歩み寄っていく必要があり、連係プレーが大事。また、どんな子どもであろうが、
どんな反応を周りがしようが自分の子どものことを伝えられる人に伝えていくことで、
必ず、仲間ができる。しかし、その行動をする上で、自分の軸となる「子ども達の未来の
力になりたい」「自分の子どもを愛する思い」は決して、忘れず、ぶれないようにすることが
大事。」といった旨の事をお伝えいたしました。
もちろん、僕の軸は、「同じような思いを子ども達にさせたくない」です。
皆さま、本当にありがとうございました!
感謝を込めて。
南雲 明彦
支援を必要とする方に、
どう機転を利かせて対応するのかが大切ですよね。
固定観念にとらわれたやり方では、
本当の気持ちというのは見えにくいですね。
やはり、様々な観点を支援者自身が身に着けることが肝心なのかなと思います。
私も発達障害の子供を二人もつ母親ですが、常日頃気を付けているのは、
「子供たちの本心」を探ることだと思っています。
そして、困ったら必ず支援センターの相談員や専門クリニックの医師に相談すること。
自分だけの観点だと、
どうしても対応が固まってしまうので、
柔軟な対応を心がけています。
私も、「子供たちには同じような思いをさせたくない」ですから。