「自分探し」の代償。
本日夜から、関東全域では雪が降るそうです。
しかも、10センチほど、積もるとのことなので、
交通機関の大幅な乱れが予想され、怪我には十分にお気を付け下さい。
ちなみに1月の積雪の中、靴底がすべすべの革靴を履いていたら、
何度も転びそうになりましたので、すぐに滑り止め付きの靴を買いました。笑
さて、皆さんは「自分探し」って、したことがありますか?
ちなみに自分の場合、自分というものを探しても、ここにしかいないので、
鏡に映る自分や、他人に映る自分を否応なく見てきました。
それは皆さん、同じかもしれません。
また、「自分探し」と言葉1つで、片づけてしまう人もいると思うんです。
もちろん、全てが悪いとは言いませんが、この言葉1つというのは、厄介なんです。
「むかつく」「うざい」「きれた」という言葉は、わかり易そうに感じて、
ものすごく、わかりにくい言葉だと思うんですよね。
「自分探し」であれば、きちんと言うと、「自分の○●探し」だと解釈しています。
今、悩んでいる子達がなかなか、前に進めずにいるとしても、
この部分が明確になることで、進み方も鮮明になってくる気がします。
僕の場合、引きこもっていた時も夜を彷徨っていたときも、
「自分のまるごとを受け入れてくれる他人探し」だったと思うんです。
学校や社会の枠から外れると、しょうがないことなのですが、
他人との関係も薄れていきます。また、その中で、自分のことを受け入れ、
光を差し込んでくれる人を探すことは、案外、難しかったりします。
ただ、これは僕がお世話になったカウンセラーと出会って、
初めて、気付いたことなんです。始めからわかっていたら、
遠回りせずに済んだかもしれません。
だから、「その子がまず何に悩んでいるのかより、何を探しているのか」を
一緒に見つけてほしいと思います。
大人は、「悩んでいたら、何でも話してね」と言いますが、
何に悩んでいるかわからないけど、苦しいから、叫ぶんです。
寂しいから、泣くんです。
だけど、「自分の心の拠り所探し」や「自分の居場所探し」という
具体的なものが見つかれば、きっと未来への扉が見つかります。
そして、「むかつく」や「うざい」も「○●がむかつく」や
「○●がうざい」がわからないから、余計、訳がわからなくなって、
塞ぎ込んでしまう。
その○●を導くまでには、色々な犠牲があるかもしれません。
だけど、それが、今後を左右することになると思います。
余談ですが、最近、「引きこもりは無駄飯食いのお荷物」と、
ある引きこもりや不登校の人を更生、進学支援する会社の公式ホームページに
書かれ、ネット上で議論を呼んでいますが、一般的な見方をすれば、
「自分たちは懸命に働いているのに、何をしているんだ」と思う人も大勢いると
思います。
だけど、当人達はそれをわかっているはずなんです。
でも、どうしたらいいかわからない。
正論を突き付けることが、必ずしも、正義とは呼べないと思います。
大きなことを乗り越えることばかりではなく、
小さなことを集めていくことも大事ですね。
南雲 明彦
いつも ありがとうございます。
今日のブログを読んで感じたことは、昔から言われている「働かざる者 食うべからず」
という言葉でした。
この言葉の本当の意味するのは「働く意志のないものは 食うべからず」なんですね。
「引きこもりは無駄飯食いのお荷物」と言われても そうするしか自分を守れない人も居ます。
引きこもる事が安易な道、将来を閉ざしてしまう事だと考えて、それを何とか(本人の意思とは関係なく)しようとする親や周りが 考え方を変えるべきなんじゃないかと思いました。
自分が望むものは何なのか?それを導き出すまでがしんどいでしょうね。
大切なのは 物質的に何を得るかではなく何を知るかなんだと思います。
引きこもりると、なにもしなくなる。人は何もせずにはいられないからもがいて繋がろうとする。本人もどこにいるかわからない曖昧さは怖いですよ。働いている形を辛うじて保っている私も、お昼御飯でさ迷うとき彼らと同じ。社会のなかで生きてない。また行き止まりの繰り返しにだと感じてなみだがでる私がいます。
私は専門学校を卒業してから半年間ニートでした。働くという意識はなく、周りから「働け」と言われて、就職活動を行い、正社員として働きました。
しかし、リストラにあい、介護職、最後は大手警備会社に入社しました。
3つの会社の共通点は人間関係に苦しんだこと。
警備会社を辞める時、自分でやりたいと選んだ道なのに辞めざるを得ない自分に自信を無くしました。
もう外に出るのも怖い、就職活動をしても採用に至らず、そんな私を怠け者と周りから思われ、アルバイトで活動をしたらなぜ正社員の求人を探さない、アルバイトだと将来が不安だと言われ、正社員の求人を探して活動していたら、なぜ、アルバイトで探して働かないと呆れられました。私はこの時、自分の「働きたい」という気持ちが伝わらず、人が怖かったです。
周りが騒ぐのは本当にしんどい。そっとしてほしいと。
私はすぐに働かなくてもいいと思っています。時間をかけてじっくり、自分の進むべき道を考える。時間をいただければと思います。