初雪。
新潟は今日、初雪が降りました。
初雪の場面を見るなんて、10年ぶりです。
改めて、地元に帰ってきたんだな~と感じた一幕です。
10年前から今までを思い出すと、自分で生きてきたという実感はなく、「生かされてきたんだな」って思います。
雪の降る地方を知っている方ならおわかりかもしれませんが、雪が降っている時間というのは妙に静かなんです。
そんな時に同級生達はどんどん進歩しているのに、自分だけが停滞したり、後退している気がして、焦りばかりの10代後半でした。
でも、今に思えば、きっと、その道のりも意味あって、必要な道であったんだと思えます。
そこで感じた悲しみや虚しさは、未来の誰かの悲しみに寄り添うための必要な勉強だったんだなって。
とても生きる事って面白くて、予期せぬ苦しみもあれば、予期せぬ喜びもそこら中に溢れています。
「一喜一憂」であり、「一期一会」もありますね。
今、どうしていいかわからなくて、光を探し求めている人も大勢います。
僕自身は、大した事はできないのですが、こうして言葉を紡いでいく中で、もし、何か感じてくれたりして、絶望の中にも希望は隠れていたり、ふとした時に目の前に現れたりすることを楽しみに今を生きていて欲しいなって思うんです。
もちろん、「生きていてほしい」というのは、勝手な希望かもしれません。
だけど、人として生まれたからには、意味があるんです。だから、その未来を勝手に閉じることはしてはいけないんじゃないのかなって思います。そして、独りで生きているわけではないですもんね。
「開く」というのはとても大事で、塞ぎ込んでいた心を開いたり、ずっと締めきっていたカーテンを開けてみたりすることは大切です。
初めは怖いことの方が多いかもしれません。だけど、怖れさえも味方にすることができれば、きっと、沢山の喜びに出会えると思います。
そんな日が時間がかかっても、皆さんに訪れて欲しいと願っています。