SOSカードの手渡し。

ゴールデンウィークも終盤に差し掛かってきました。

 

最近は、農作業モードです。

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これは田んぼへの肥やし撒きの時。

決して、スパイではありません。笑

そして、冬眠していないにも関わらず、冬は蓄えの時期だからでしょうか。

うちの犬は肥えました・・・。苦笑

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さて、このゴールデンウィークの過ごし方って大切なのはよく言っていることなのですが、急に不安が襲ってきたり、学校が恐くなってしまうのもこの時期だと思います。

 

なんとか、その感情を消そう消そうとするけれど、なかなか消えないし、膨らんでいく。

膨らむ分には縮む可能性もあるけれど、風船のように膨らみすぎて破裂するのは避けないといけません。

 

僕自身、この時期は毎年のように虚しさや悲しさが込み上げてきます。

きっと、自分の中で、ゴールデンウィークを満喫している人達がインタビュアーを受けているニュースを見る度に、楽しめていない自分が過去にいたから、ついつい、そう思ってしまうんですよね。今はその感情を客観的に見ているので、深刻ではないのですが。

 

このゴールデンウィーク期間中は、SNS上だけ見ても、観光されてる方、帰省されてる方、お仕事されてる方、様々な過ごし方があるから、ニュースだけで物事を捉えていた自分の考えの幅が狭かったなって、思います。

 

でも、そんな経験をしているものですから、どうしても、同じような子ども達のことを考えたとき、同じような状況に身を置いていたいという思いがあります。そうしないと忘れてしまう大事なことがある気がするからです。

だから、人との繋がりはそう広くはないと思います。沢山の仲間と沢山のことを作り上げている人達が沢山います。そこにあまり関わらないから、傲慢だと思われるかもしれません。だけど、そこに入ってしまうと、そんな場所さえも悲観的に見てしまっている子ども達の気持ちがわからなくなってしまう気がするんです。

 

僕はどうも不器用で、自分自身の気持ちを裏切ってまで、何かをしようと思いません。

そして、子ども達から聞いた声や親御さんから聞いた声を公開すれば、自分の活動がわかってもらえるかもしれません。

だけど、それもまた、「伝えるために会っている」という感覚になってしまうので、嫌なんですよね。

だから、見えないところで動き続けています。これは「SOSカードの手渡し」だと思っています。

 

子ども達や親御さんがどうしようもなく、虚しさや悲しさが込み上げてきた時に気軽に連絡をもらい、自分の精一杯の言葉を添えて、お返しする。

 

その繰り返しが瞬間瞬間を生きることにつながってくれるのであれば、それでいいんです。見返りを求めるとすれば、その人達の無邪気な笑顔です。

 

「生き続ける」って、劇的な出来事の繰り返しではなくて、小さなことを繰り返し繰り返し、懲りずにクリアしていくことの積み重ねだと思います。

 

南雲明彦

コメント(2) この記事のURL

コメントが2件あります。

  1. ナナ より:

    私も農作業するんですけど、南雲さんに負けじと怪しいスパイになってます(笑)
    物事を伝えるために人との出会いは大切ですし、人の声に寄り添うための出会いもまた大切ですよね。
    小さなことや身近なことへの積み重ねは、もしかしたら大きなことを成し遂げることよりも貴重なものなのかもしれませんね。

    • なぐも より:

      ナナさん

      ナナさんも農作業をなさるんですね。
      怪しいスパイが他にもいらっしゃると思うと、妙にホッとしている自分がいます(笑)

      「出会い」はどんな形であれ、大事ですよね。ナナさんとのやり取りも、その一つですもんね。

      小さなことや身近なことへの積み重ねは、人間に厚みや深みを与えてくれます。
      そこには自然と隙間ができて、罠に陥れる隙ではなくて、誰かが通れるような隙間です。
      そこを通って、少しでも笑ってくれる人がいたら、嬉しさの輪ができてきて、また新しい人もつながっていける。
      それって、貴重でかけがえのない経験であり、宝物になります。

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