特別支援教育を語る会。
先ほど、石川県から戻ってきました。
石川県特別支援教育研究会主催であります「特別支援教育を語る会」の講師として、石川県地場産業振興センターでお話しさせて頂きました。
予定人数約250名ではありましたが、400名ほどお越しになって頂いたそうです。本も完売し、子ども達の未来を憂い、真剣に考えている姿勢がこちらにも伝わってきました。
講演中の写真をお願いするのを忘れてしまい、終了後、慌てて、撮りました。汗
うっかりをなくしたい今日この頃です。
いつもは1時間半ですが、今日は1時間45分でした。
15分長いというのは、細かい部分までお話しできるので、ちょうどよい時間だと感じました。
内容は支援方法ではなく、支援の姿勢という観点からお話しさせて頂きました。
そもそも、「学ぶ」とはどういうことなのでしょうか。
自分なりに答えれば、「自分を守ること」だとお話ししました。学び続ける姿勢を築き上げることが学校の役割だと思うんです。
タイトルは「学び方は十人十色であっていい~特別支援教育の先にあるもの~」で、どんな事柄にも学びがあるというアンテナをはる癖をつけておくと、自然と学べる人へと成長します。
「大人」がどんな子どもであっても示せることと言えば、テクニックだけではありません。
自分で自分を生きる姿勢を見せてあげること自体が、教育になるのです。
自分で自分を生きるなんて当たり前のことじゃないか、と思うかも知れません。しかし、流されるがままに生きているのと、自分という尊い存在を見つめながら生きるのとは明らかに違います。
自分という尊い存在を見つめながら生きることができると、生きるという覚悟が生まれます。その覚悟を子ども達も感じることができれば、それこそが人生の教科書のような人になる。
そこから、子ども達は頭ではなく、精神で学ぶんですよね。つまり、精神の充実です。
それぞれの持ち物は十人十色ですが、生き方も十人十色でいいと思わせてくれる大人を子ども達は待っている気がしてなりません。
そんなことを考えながら、お話ししました。
しかし、金沢は暑かったです。汗