講演会。
島根県浜田市立弥栄中学校さん主催で、弥栄中学校の音楽室で講演を行ってきました。
中学生の皆さんと、教職員や一般地域住民の方々へ向けてのお話でした。
ちゃっかり、給食もご馳走になりました。
こちらの給食は学校で作っていて、食材の香りがとってもよくて、しかも自分は初めてでしたが、器やお皿が陶器なんです。
プラスティックの素材が多い中で驚きました。
確かにプラスティックは落としたときに割れにくいので、怪我をしないために大切なことだと思います、軽いですし。
でも、重みがそれなりにあったり、落としたら割れてしまうという気持ちで持つと、とても慎重に丁寧に器を自然と持つんです。
どちらにもメリットやデメリットがあるのでしょうけれど、個人的にはこちらの方が好きです。
さて、発達障害のことを考える時、やっぱり人間について、まずは考えないといけないと思うんです。
人間であるという認識が互いにある中で、人間同士で比べ合ったり、罵り合ってしまう。
だけど、こうして、出逢えた奇跡に向き合うことで、少しだけかもしれませんが、今までの自分の人や物事への見方が変わる可能性がある。
その可能性は、出逢えた関係を再構築することにも繋がるはずなんです。
そして、障害に限らず、コンプレックスの一つや二つ、誰でもあります。だけど、「できて当たり前」という意識があるもの、社会での必須の能力みたいなものがあって、コンプレックスということで片付けられないこともあったりします。
だからこそ、まずは「こういうこともあるんだ」と思ってもらい、「自分に置き換えて考えて貰う」ということを意識してお話ししました。
僕が答えを持って居るわけではなく、今回の話を自分なりに噛み砕いて、飲み込んで、消化して、自分の言葉として、思考を巡らせていく。
この過程こそが、人間を考える、つまり自分を考えることであり、言葉を考えることで有り、人権を考えると言うことであると思います。
皆さん、素敵な方達ばかりでした。出会ってくれて、ありがとうございました!
こちらは、生徒の皆さんが作ってくれた学習障害についてのポスター、元気もらえます!
南雲明彦