不登校のリアル。(8)毎週、木曜日更新。
【説明】
過去に書いてあった不登校についての文章をアップしていきます。
ざっくばらんですが、結構正直な気持ちなので、あんまり書き直さずに載せていきますね。
(なぐも)
【不登校の表現方法】
しかし、自由といえど、寂しさを感じるのが人間です。
夜でも同じ時間に起きている、同じような悩みを抱えている人を求め、ネットで話し相手を探したりします。
とても器用に見つけてきます。
この力を勉強に、とは言えません、全くの別物です。
どこの誰だかわからない人と連絡を取り合える時代です。
人を疑うことに慣れていても、人を信じることには慣れていません。
だから、うまく利用されたりします。
しかし、インターネット(以下、ネット)を取り上げれば、暴れたり、とにかく抵抗します。
範囲を決めて、暴れさせてあげてください。
そのうち、飽きます。
反応しないのが一番です。
心のどこかに「こんなことでは解決しない」と思っているけれども、心の不安を埋める方法はそれくらいしか思いつかないんです。
その方法がネットであれば、ネット以外のもので不安を埋めていくしかありません。
すべてネットを止めるのはパソコンだけでネットができる時代ではなく、スマートフォンなどでも十分可能なので無理があります。
しかし、子どもに限らず、人間は学習する生き物なので、「止められる→暴れる→返してもらう」という成功体験を身に付けてしまうと、他のものにも平気で応用をしてしまいます。
どうせネットサーフィンをするなら、その表現のあらゆる方法を探すように第三者を通じてでも声掛けしてもらった方がいいです。
少なくとも、第三者にはそのような表現はしませんので、素直に言うことは聞けるはずです。
このような人は、カウンセラーや先生ではなく、近所のお兄さんくらいがちょうどいいです。
近所のお兄さんはその子を心配はしますが、「大丈夫?」程度で、特に何かを劇的に変えてあげようなんて思っていません。
むしろ、「学校休んでいて、うらやましいなぁ」と愚痴をこぼすくらいでいいんです。
それくらい相手が気楽だと、こちらも気楽に言うことが聞けますし、
「友達の話なんだけど、ネットで知り合った人に携帯代払えなくて困っているやつがいて、お金をウン十万貸しちゃったんだ。そしたら、とんでもない騒動に発展して・・・・」
と、嘘も方便で言えば、内心、心臓ばくばくで聞いてくれると思います。
(つづく)
【ひとりごと】
インターネットを否定はできません。使いようによっては、便利な手段となります。
でも、物には使い方がある。
物を大切に使えると、その先にいる人間もまた大切にする事が出来ます。
行動すべてを否定するのではなく、方向を上手い具合に転換してあげられるといいですね。