【新刊】「治ってますか? 発達障害(花風社)」が出ます。
治ってますか? 発達障害(花風社)
南雲明彦+浅見淳子 著
1,600円+税
――目次――
1 一次障害と真っ向勝負
ラクになって成長するという空気を作ろう
共通した仕事の原点:「もうこれからの人に同じ苦労はさせたくない」
子どもたちは「普通」になりたがっている
「ありのままでいいんだよ」という言葉に子どもたちは慰められていない
「普通」って何?
産業としての支援側の論理を知っておこう
学習障害は生活障害
学習の主体は誰?
障害を克服する人は、実は増えている?
一次障害の軽減・治癒は本人を助ける
パソコンがあると書けるのか?
仕事の現実
これって一次障害の改善?
「ありのままでいいんだよ」は自己肯定感につながっていない
根性は治らない。でも脳機能は改善する
キャバクラ療法
社会が癒やす
ひきこもり時代から訓練は積んでいた
一般常識を学習する
「生きづらさ」の押し売りは支援ではない
支援グッズの使用は支援か?
土台作りこそ支援
普通=小学校四年?
学習障害者は学習する
一次障害にどう向き合うか <まとめ>
2 二次障害に向き合う
短く済んだ二次障害
「二次障害にならないためなら死んでもいい」でいいのか
二次障害は修行になるのか?
「治る」現場と「治らない」現場で起きていること
支援者にも多様性がほしい
なんで治っていったのか??
立ち直る過程が、自己肯定感を育てる
二次障害と家族
医療はどれくらい当てにできるのか?
精神病の薬
治っている人たちは何をやってきたか?
今日からできることが大事
3 心と体のつながりを知ってシンプルに治す
ゲスト 栗本啓司
学習障害があるはずの人、ないはずの人
学習障害がある人の身体の使い方には特徴がある?
苦手でもトライすることは発達上意味がある
弛めることが大事
「頑張れない人の気持ちをわかってください」って言われたらどうする?
不安への身体アプローチ
「苦しみ続けたい人」にできること
家族全体でラクになる
学習の保障が不安を解消する
潔癖症が治る過程
苦しみ、痛みとの向き合い方
考えるより感じる
二次障害とぶつかり稽古
ラクになると、精度が上がる
治る人から治る
4 社会に発達障害をどうわかってもらうか作戦会議
啓発を再定義する
学校側に合理的配慮を提案するために
自分に余裕がないときは
才能がある? それで?
「才能」と「障害者枠」 究極の二択という就労支援の現実
普通のコミュニケーションをしてみよう
社会が理解すれば棚からぼたもちが落ちてくる?
「リアルな」理解を
理解より経験値が必要な時もある
社会の理解の先にあるものを見よう
楽観も悲観もあるけれど、希望も捨てない