誰も見つけていない星。
昨年10月NHKで放送された「発達障害 苦手なことは克服すべき?vs.ありのまま受け入れる?」。
今月、再放送があったのですが、まだ見ることができておらず。。
皆さん、どのような感想をお持ちになったでしょうか?
このテーマ自体、両極端なものなので、印象として不思議な感じがしました。
でも、非常に議論するには面白いテーマだと思います。
僕自身は、この二つはどちらも大事にしていかなければいけない事だと思っています。
だから、「vs」でなく、「&」の方がしっくりきます。
ただ、その苦手なことを受け入れなければ、先へは進めないと感じているので、
ありのままを受け入れた上で、苦手なこととの付き合い方を考える。
己を知るって、やっぱり強いですからね。苦手は苦手で潔く、受け入れる。
だけど、文字が苦手だからこそ、文字にこだわること自体は悪いことではないと思うんです。
文字と付き合うオリジナルな方法を見つけて、自分なりに取り入れていったり、
こうして、綴っていくことで、人が当たり前すぎて、気づいていないものに
光を浴びせることができる。
言い換えれば、誰も見つけていない星を僕らは探すことができる。
これって、素敵なことだと思うんです。
もちろん、社会に馴染むには、避けて通れない苦手さの克服は大事かもしれません。
しかし、もっと大事な事は、「その過程や結果が誰の力になれるのか」ということなんです。
ただ、社会に馴染むこと、お金を稼ぐことだけを考えていては、息が詰まってしまいます。
「誰かの為に何かをする喜び」を感じることができれば、きっと、そこに人は集まって、
助け合えると思います。
僕は「出入り口」って言葉が好きで、まず「出」が先で、その後に「入」がきていますよね。
何かを求めたり、必要であれば、まずは”出”す方が先にくれば、自然と”入”ってくるものがあります。
そうやって、未来への扉は開かれていく。
そう考えて、生きていけると、穏やかに日々を過ごせるのかもしれませんね。
南雲明彦
南雲様、初めまして、38歳の広汎性発達障害当事者です。南雲様の講演会、平日のために中々参加できないのは残念です。
私は35歳まで自分の障害に気づきませんでした。功労はしたでしょうが、南雲様は「ほかの人と何かが違う」と自分で気づかれたのはすごいことだと思います。
私の唯一の特技が合気道で有段者です(三段)。合気道の教えに「愛があれば和が生まれ、和が喜びをなし、喜びは宝を生む」人々に喜びを与える人になるために合気道の稽古を続けています。
できなくたっていいではないか、ありのままの自分でいれば、南雲様の言葉に感動をしました。
初めて投稿させていただきます。
何事もそうだと思うのですが、まずはありのままの相手を知ることから人間関係ってはじまるものだと思います。
きっかけは何であれ、コミュニケーションを取っていく上で障害があることを知ったり、相手の苦手なところが見えてきたりするのだと思います。
様々な友人がいますが、後で障害があることを知り、受け止め、支え合おうとする気持ちは常に持ち続けているつもりです。
かれこれ数十年の友人がいます。
たまたまなのかもわかりませんが、様々な障害を持つ友人たちです。
そして、自分自身も発達障害当事者です。
知ることから始めるって大切だと思うのです。
知れば相手も知りたいと思ってくれるはずですから。