心ある人達との歩み。
昨日、日帰りで大阪に行ってきました。
朝、東京は激しい雨風で、傘は折れ、傘が飛んできて、軽く負傷し、手が血だらけに。笑
朝からテンションが下がったのですが、これも喜びを大きく味わう為の自然の布石でした。
大阪に行った目的は、いつも僕の講演マネジメントをお願いしている株式会社システムブレーンの
皆さんと打ち合わせと、その風景をスーパーニュース アンカー(関西テレビ放送)に撮影して頂くことでした。
打ち合わせ内容もそうですが、僕が一番大事にしているのは、「想いの共有」です。
どんなに理解を示してくださる方々であっても、この共有と、近況報告の大事さを改めて、
感じることができました。
また、テレビでどれくらい映るかわかりませんが、どのような想いで、
講演に臨んでいるかをお見せすることができると思います。もちろん、講演時の様子も
流れる予定です。
制作者の方々も真摯に撮影に臨んでくださり、放映が楽しみです。
撮影が終わり、最後の方には疲れがでてしまったのか、三分の一くらい、
意識が朦朧としていましたが、システムブレーンの皆さんへ日々の御礼と、
専属講師として今後も一緒に歩みたいと、改めてお伝えできました。
僕がシステムブレーンの専属講師にこだわっているのには理由があります。
基本的に株式会社システムブレーンとの連携が始まってからは、講演のマネジメントは、
お任せしています。
講演数を考えれば、たとえば、個人でも引き受けることや、他の講師派遣会社とも連携して、
間口を広げていくことで、数は今より少しは増えると思います。
だけど、僕自身、「数が増える=啓発が進む」とは思っていません。
また、この活動は続けることに意味と必要性があり、一時的や一過性のものではいけないと、
考えているからです。
最近、映画『ボクたちの交換日記』を観てきました。
芸人というのは、講演家もそうですが、資格が必要なわけではないので、今日から名乗ることができます。
しかし、続けるということは誰にもできるわけではありません。
自分だけの事ではなくて、仕事の依頼がなければ、継続することは難しいからです。
つまり、必要とされ続けるにはどうするか?ということを考え続けていく必要があります。
その時に、まずは自分を必要としてくれる、または自分が必要だと心から思う人達と歩むことが、
地道だけど、着実に活動を推進できると考えています。
それが、システムブレーンの皆さんです。
昨日のインタビューで、システムブレーンさんとの馴れ初め(?笑)を聞かれましたが、
4年前の2009年4月6日13:57(講演家南雲明彦の誕生ということで。笑)に連絡を頂き、
それからのお付き合いになります。
きっかけは、この時期、様々な新聞に記事を取り上げて頂いていたので、
それをご覧になってということでした。
ブログでも何度も書かせて頂いていると思いますが、この時期、正直、自分だけで講演を
引き受けていくことに限界を感じていました。それは、講演数の増加もありましたが、
啓発活動とは、発達障害のことを全然知らない人達にも伝えていくことであると、
当初から思っていましたので、協力者が必要だと考えていたからです。
そんな矢先の出来事で、とても嬉しく感じました。
講演を始めた当初は、「講演だけでは飯は食えない」「まだ、早すぎる」と、鼻で笑われました。
初めて壇上に立ったのは、2007年12月。特別支援教育が本格的に始まった時期でした。
あれから、5年半。まだ、5年半ではありますが、そのような人はいなくなりました。
その理由は、講演をやり続けているからです。
とても地道な歩みかもしれません。
しかし、僕は、この先もずっと、壇上に立ち続けていきたい。
その為には、やはり、想いを共有できる人や団体、なにより、「心ある人達との歩み」が、
大事であると考えています。
目先の損得勘定に一喜一憂していては、大事なものを見失ってしまいます。
僕らの当初からの共通点は、
「子ども達の幸せを心から願っている」ということです。
これからも、しっかりと歩み続けていきます。
南雲明彦