最後の運動会。

新潟から、東京に戻ってきましたが、相変わらず、

時間の流れが違い、少し戸惑いながらも、どちらとも、

よい部分があるなって、いつも思います。

 

先週末の新潟は、とても日差しが強く、日焼けをするほどでした。

5月25日は、僕の母校である神立小学校の最後の運動会。

全員リレーや応援合戦等、自分が小学生だった頃と、

それほど大きな違いはなく、懐かしさでいっぱいでした。

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その合間に、学校内も見学させて頂き、ゆっくりではありますが、

当時の記憶をたどりながら、歩くことができて、本当に嬉しかったです。

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いつも、皆さんにお伝えしている言葉ですが、僕は学校の先生を、

憎んだり、責めたりしているから、講演や本を書いているわけではありません。

僕の人間としての、土台を築いて頂いたので、感謝しています。

 

ただ、今の子ども達の現状を冷静に見つめた時、「人間としての強さ」だけではなく、

「現代社会を生きていく上での具体的な知識やスキル」を身につけていかなければ、

なりません。

 

学校の勉強ばかりが、学びではありませんが、やはり、知識を積んでいかなければ、

自分の気持ちを伝えようとした時に、表現が乏しくなる。つまり、フラストレーション

が溜まっていく機会が多くなります。

 

また、スキルがなければ、どの分野においても、ほとんど何もできません。

最近、新潟で農作業をしてきましたが、肉体労働であっても、素人では、

どうしていいかわからない状態になります。

そして、一歩間違えば、大怪我を負ってしまうような事だってあるだけに、

スキルは、お金を稼ぐための方法であると共に、自分の身を守る為の力であるとも

言えると思います。

 

多少、従来の教育と内容は違っても、その点を見据えた、指導や支援は必要になってきます。

そうしないと、どんどん、学校から姿を消していく子どもが増えてしまいます。

その子達が、自己肯定感もそうですが、自己効力感、いわゆる、他者や外界の中で、

「こうすれば、物事はうまくいく」というスタートからゴールまでの期待と、

自分はそれが実行できるという自信を身につけておくことが大事なんですよね。

 

もちろん、成功体験とは、簡単にできるものではありません。

でも、だからこそ、自己効力感は、様々な障害を経て、身についていくものであります。

 

つまり、ここが一番、大事なことであるとしたら、学校や地域の大人は、

固定概念を捨てて、接してあげる必要性を感じています。

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