定期検査と生きるスキル。

本日は、昨年、手術をした腰骨の定期検査でした。

それほど、検査自体は大げさな物ではなく、レントゲンを撮って、

医師の診察を受けてという、簡単な流れですが、欠かしてはいけないものです。

経過は良好ですが、まだ、テニス等の競技は控えるようにと言われました。。

2013-05-29 15.17.32

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

場所は、東京都立墨東病院。

1年前の手術は実は2度目で、1度目もこの病院にお世話になりました。

1度目は1ヶ月、2度目は2週間の入院で、沢山の方々にご迷惑、ご心配を

おかけしましたが、「怪我の功名」と言っていいのかわかりませんが、

先日放送された「スーパーニュースアンカー」にも映りましたが、

看護学校での講演のご依頼が来た時に、この時感じたエッセンスも詰めて、

お話しするようになりました。

 

また、堅い装具を身につけ、杖を付いて、歩いていたのですが、

これが意外と、他の人から見て、わかりにくいし、対応が難しいなって、

自分でも感じていました。

 

杖を付いていれば、どこか怪我をしているとか、慢性的な疾患があるとか、

少し予想がつくので、席を譲ってくれる親切な方もいます。

ただ、僕の場合、一度座ると、立つのに非常に苦労していました。

つかまる手すりのようなものがあれば別なのですが、ないと立てないですし、

意識ははっきりしているわけで、優先席の前に立つのもなんだか申し訳なく、

でも、危険を回避するには優先席を利用するしかないと思い、そこに行くわけです。

だけど、満員電車であれば、どんなに良い席を確保できても、出るまでに、大きな

衝撃を受けたりして、うずくまることもしばしばありました。

 

しかし、救急車に乗ったところで、行きは良いですが、当然診療代もかかり、現金を持ち合わせて

いない場合は、本当に困ります。昨年、講演中に倒れてしまったことがあるのですが、

その際も、主催者の皆さんのご配慮で、救急車に乗り、検査を受けることができました。

診療代支払の際にクレジットが使えず、現金のみで、なんとか付き添いの方に工面して頂いたから

よかったのですが、一番厄介なのは、帰りのことです。

 

帰りは幸い、主催者の方々に駅までお送り頂いたのですが、体調が万全でない状態でも、

フルに頭を働かせ、ホテルのキャンセルや荷物の整理や切符の変更や、体調が悪くなった時の

対策など、沢山の方のお力を借りても、自分でやれることはやらなければ、また、

救急車で運ばれる事態に陥ってしまうので、これでは本末転倒です。

(ちなみに送る人がいなければ、当然、予想できない金額のタクシー代がかかります)

 

僕は、経験不足な人や知識不足の人は否定はできません。

自分自身もまだまだ、不足しているものが沢山あるからです。

だけど、最低限のものは持っておかないと、適切な対処ができず、

非常に困難な状況になります。もちろん、人に頼っていいのですが、人に頼る時、

言葉の使い方云々の問題ではなく、言葉を使って表現できる人は、現状を

伝える努力をしなければ、残念ながら、あまり伝わりません。

 

また、質問が上手い方であれば、オープンクエッションではなく、

クローズドクエッションでうまく導いてくれることもあります。

ただ、この時も「イエスorノー」という意思表示をする必要が出てきます。

 

でも、これらに関しては、自己理解を深め、対処方法を見極め、訓練を重ねることで

なんとかなる部分があると思います。

そして、この過程こそが、仕事にも使える要素は沢山あります。

 

だから、働くためのスキルというよりは、「生きるためのスキル」の確保を

まずはして頂ければと思います。

そうしないと、本当に苦しいですからね。

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