諦める才能。
最近、コールセンターに電話することが増えています。
あまり要領がよい方ではありませんが、最近、物が壊れることが多いので、
やむを得ず。笑
出張用のシェーバーの電源が入らなくなったり、財布の小銭入れの部分から、
小銭がこぼれ落ちるようになったり、マンションのガスの定期点検日の決定、
パソコンのセキュリティソフトの契約内容変更等、問い合わせていくと、
結構面白いことに気づきます。
コールセンターの方の話し方には大きな違いはないのですが(皆さん、丁寧にお話になります)、
話す「間」によって、とても話がしやすい方と、話しにくい方がいました。
顔が見えないので、情報は声のみです。その声同士のキャッチボールの中で、声だけが頼りで、
一方的に自動音声で聞くのなら問題ないのでしょうが、電話がうまい人はこの「間」の作り方が
絶妙で、とても質問しやすい。
この「間」って、努力もありますが、センスもあると思います。
僕に事務能力のセンスがないように、いくら磨こうとしても無理なものは無理と、
諦めてしまうことも大事だと思います。(最低限のものは大事ですが)
少なくとも、話すことが仕事だからといって、その「話す」にも色々な方法があります。
よく、「人前で話せるなんて、すごい」と言われるのですが、とんでもない。
僕は逆に、営業のように個別で対応する才能はありません。
そういうと、「諦めるな!」と言われそうですが、向いてないものは向いてない。
よく、「得意なことを伸ばそう」と言いますが、「向いてないものを削っていけば、
自ずと、やるべきことは見えてくる」と思うんです。
これは、「節約」とも言えます。
無駄を省いて、注力できる部分に尽力する。
これは、才能とか絡むとややこしいのですが、生活の中で、欲しい物があって、
財布の中身を見て足りなければ、何かを削るしかない。
でも、これって意外に考えることが面白くなってきます。
これからの季節であれば、クーラーの温度調整や、クーラーの代替品として扇風機の購入、
ガス、電気をこまめに切ったり、水の出しっ放しを控えたり、「塵も積もれば山となる」なのです。
どうしても、足りないものがあると、どんどん増やす傾向があり、「あれも、これも。」となってしまうと、
本当に何が大事なのかわからなくなってしまいます。「学び」もしかり。
もちろん、子どもにとって、色々なことを経験させてあげることは大事だとは思いますが。
だから、「増やす」のも大事だけど、「減らす」のも同じように大事な事を、
コールセンターを通じて、学んだのでした。笑
格安の学びは、そこら中に溢れています。