過去を再利用する。
朝晩はだいぶ寒くなってきましたね。
あっという間に10月に入りました。
人間力大賞もちょうど1年前の出来事だったと思うと、本当に早く感じます。
この1年で変わったことは多かった気がします。
少しずつ、何か頭の中が自然と整理されていくような感じです。
その理由は、シンプルだと思うのですが、自分自身「もっともっと」と、生き急いでいたところがあります。
引きこもっていた時間があったりしたので、その時間を取り返そうとしていたんですよね。
自分を高めることを意識していたというよりは、「同年代の人達に追いつかなきゃ」と、考えていたところがあります。
また、最近はあまり出ませんが、強迫性障害の症状が出ると、不安で頭がいっぱいになる時がありました。
「苦しかった時期に戻ってしまうのではないか」と。本当はそんなことはないはずなんですけどね。
自分の中で、どこか焦りがありました。
でも、結局のところ、考えてもしょうがいないし、誰と比べたって、あまり意味がないことに気がついてからは楽になった面があります。
そして、増やすことを意識しすぎるあまり、過剰に増やしすぎて、混乱することもありました。
でも、「暮らし」も同じところがありますが、物も定期的に使える物はしっかりと使い、そのままでは使えない物は潔くリサイクルや処分していかないと、ずっと、ごちゃごちゃしたまま、過ごしてしまうことになります。
ただ、片付けが苦手な人もいると思うのですが、その人がもし、自分なりの片付け方法を身に付ければ、それは同じような人の力になることができる。つまり、「苦手=無駄」ではないんです。
そして、過去を無駄にすることは簡単だけど、やっぱり、せっかく生きてきたんだから、勿体ない。
だから、「過去を再利用する」という観点を持ってみると面白いかもしれません。
過去を1つ1つの出来事で分けてみて、そのまま生かせるもの、手入れが必要なもの、捨ててもいいものを分別してみる。
ゆっくり、見つめてあげると、今まで「自分には何も無い」と増やすことばかり考えていたものが、「資源はそれなりにあるんだ」という自信に繋がっていくと思います。