九州地区大学保健管理研究協議会。
全国大学保健管理研究会九州地方部会さん主催の講演会の講師を務めさせて頂きました。
場所は、九州工業大学戸畑キャンパス。
いつもは1時間半という時間が多いのですが、今回は1時間。
さらに直前に質疑応答と最初のご挨拶の時間もその時間内にあると知り、5分の間に話の取捨選択を行いました。
こういう時、事前に作ったレジュメの通りに話しては、駆け足で内容を追っているだけで、あまり意味をなさない時間になってしまいます。
そこで、申し訳ないと思いつつ、より充実した時間にすべく、レジュメにこだわらず、その点も皆さんにお伝えした上で、45分程度の時間の中にどれだけの事が詰め込めるのか、考えた上でお話ししました。
結果、好評だったようで、少し安堵しています。
今回は保健師の方々が中心であったので、支えるということの在り方や姿勢への気づきを見つけてもらえたら嬉しいと考えました。
大人にとっては、小さなことで、案外気づきにくいことかもしれません。しかし、子どもにとって、どんな素晴らしい言葉や態度を見せられても、「ふいに見せる態度や仕草」によって、信頼出来るのか見極めていたりします。
また、話を引き出そうという姿勢だけではなく、「自分からも悩みや不安を適度に話す」ことも寄り添うためには必要であると、お話ししました。
僕自身、カウンセリングではなく、コントールされている気持ちになったことが多々あったんです。実際、そう感じた時は、どんなに評判のよい方でも、自分にとっては心を開ける存在ではありませんでした。
心を開くというのは、簡単なことではありません。しかし、適度に自身のことを話してもらうことで、こちらが「話してもいいんだ」というスイッチが入ります。そこから、専門知識や経験を生かしてもらえるんです。
専門知識や経験を積んだからこそ、些細なことだけど、しっかり見つめて欲しい。
そんなことを考えていました。
不思議と北九州や福岡は講演が多い地域です。共育コーディネーターを務める明蓬館高校の本校も福岡県にあります。
縁がある人や場所は確実にありますね。
しかし、時間が短かったので、何かお聞きになりたいことがありましたら、お気軽にお問い合わせください。
基本的に何でも応えます。子ども達の何かの足しになれればいいなって、ずっと考えています。