不登校のリアル。(4)毎週、木曜日更新。
2014年11月20日08時00分
カテゴリー:不登校のリアル。
【説明】
過去に書いてあった不登校についての文章をアップしていきます。
ざっくばらんですが、結構正直な気持ちなので、あんまり書き直さずに載せていきますね。
(なぐも)
【不登校の混乱】
しかし、不登校を正当化するのもまた無理があります。
「学校に行かない」と「学校に行けない」には大きな違いがあるからです。
前者は周りに何を言われても響きません。
それくらい強い意志の元、学校の教育を受けないという選択をしたわけですから、静観します。
後者の「学校に行けない」とは、学校の教育を受けたい、先生や友達に会いに行きたいけれど、原因不明でどうしても行けない状況を指します。
あくまで「原因不明」なんです。
親から「どうしたんだ」と言われても、本当によくわかりません。
心は学校に向かい、体は学校を拒む。
心と体がバラバラになり、頭まで混乱状態に陥ります。
そこで初めて、自分の中で何かが起こり始めていることに気づき、不安が膨らんでいきます。
不安は過去に感じてきた感情であるけれど、どこかその理由や心当たりがありました。
それがないんです。
大人に理由を求められたら、とにかく必死で原因らしき原因を探します。
しかし、どうも大人は納得できても、自分自身が納得できない。
これが、大人の安心と子どもの安心の違いであり、溝になってしまいます。
(つづく)
【ひとりごと】
原因がわからないと、なにをどうしていいかわからず、右往左往してしまいます。
ただ、原因探しをしているはずなのに気づいたら、原因を作った犯人捜しをしてしまうことがあるので、気をつける必要があります。
この犯人捜しをする中で、母親の子育て、父親の子育てなど、失敗ばかりを見つける体質が家庭に出来てしまって、どんどん悪循環が生まれてしまいます。
犯人捜しではなくて、まずは、学校に行けない悲しみや切なさを受けとめてあげたいですね。
【過去のリアル】
■不登校のリアル。(1)
■不登校のリアル。(2)
■不登校のリアル。(3)