不登校のリアル。(5)毎週、木曜日更新。
2014年11月28日14時54分
カテゴリー:不登校のリアル。
【説明】
過去に書いてあった不登校についての文章をアップしていきます。
ざっくばらんですが、結構正直な気持ちなので、あんまり書き直さずに載せていきますね。
(なぐも)
【不登校の原因探し】
単純に考えてみると、一日の大半を学校で過ごしてきたわけなので、学校で過ごしている中に原因があるのではないかと思うのは自然な流れです。
まず考えるのは、大人がいつも聞いてくる「友達と何かあったのか」「勉強が理解できないのか」「先生と相性が悪いのか」などです。
しかし、友達とも特に関係は悪くないし、勉強もほどほどにわかるし、先生も嫌いじゃないとなれば、どんどん原因を探すために考え続けます。
本当はそれほどのことでないことを何かあったと思い込み、大袈裟に過去を捉えて、思い出さなくてもいいはずの悔しくて恥ずかしいことまで掘り起こしてしまい、自分で自分の首を絞める結果になってしまいます。
これでは周りが望む不登校像に無理矢理合わせてしまう形になります。
不登校というよくわからない状態を自分で勝手に完成させてしまうことにつながってしまうのです。
これはとても不自然な流れで、余計に自分を不自然な状況に追い込んでしまいます。
(つづく)
【ひとりごと】
生活していれば、良いことも悪いこともたくさんあります。人から誤解されることもあるし、ケンカすることだってある。
でも、原因を探しても、そこに冷静さがなければ、どんどん原因を生み出すになり、苦しくなってしまいます。
原因を探すのも現状を打破する1つの手段ではあるけれど、「不登校」がなぜ良くない状態なのか、もう一度考えてみる必要がありますね。